疲労回復・アンチエイジングにおすすめの食材はこれ

疲労回復・アンチエイジングにお勧めのカルノシン

先日、カルノシン亜鉛のすばらしさ
について熱く語ったばっかりですが。

そもそも「カルノシン」とは
なんぞや?
という疑問から
調べた結果が取っ散らかって
いるのでいったんまとめます。

カルノシンとは?

カルノシンとは、
アミノ酸が数個くっついた
小さいタンパク質です。
これを「ペプチド」と言います。

アミノ酸とはそもそも
タンパク質ですから
身体を作る部品になったり、
エネルギー源になったりする
のが本業なのですが、

たまに生理的な作用、
つまり”好ましい効果”
持ったアミノ酸が存在しており、
カルノシンはその代表例です。

   

カルノシンで抗酸化力

  • カルノシンは、銅亜鉛を含むSOD(活性酸素除去する酵素)を糖化のダメージから保護する。
  • カルノシンが、ヒドロキシラジカル(がんなどの原因となる極悪な活性酸素)を消去する。

Effect of carnosine and related compounds on the inactivation of human Cu,Zn-superoxide dismutase by modification of fructose and glycolaldehyde, 2002 Jan;66(1):36-43. doi: 10.1271/bbb.66.36.

  

  • カルノシンは、口腔がん、乳がんの増殖を阻止した。たぶんマンガンSOD(活性酸素を除去する酵素)を活性化したおかげ。

Increased manganese superoxide dismutase and cyclin B1 expression in carnosine-induced inhibition of glioblastoma cell proliferation, Biomed Khim. Jul-Aug 2015;61(4):510-8.

  

カルノシンで糖尿予防

  • カルノシンは、インスリン感受性とインスリン分泌を改善し、耐糖能を改善する。

Effects of carnosine supplementation on glucose metabolism: Pilot clinical trial, Obesity (Silver Spring). 2016 May;24(5):1027-34.

   

  • カルノシンは、糖尿による網膜血管損傷を防止した(体重1㎏あたり1gのカルノシンをマウスに投与)

Oral carnosine supplementation prevents vascular damage in experimental diabetic retinopathy, Cell Physiol Biochem. 2011;28(1):125-36.

  

抗酸化力アップ!
耐糖能アップ!

それに付随して
抗ガン作用も!
糖尿予防効果も!

みたいなノリで
食べない理由が
見つからないです。

カルノシンが豊富な食べ物

カルノシンが豊富な食べ物は、

  1. 鶏むね肉
  2. 豚ロース肉
  3. 牛もも肉

アミノ酸(ペプチド)なんで、
当然お肉にいっぱい含まれてます。

  

抗酸化力と言えば、
野菜や果物のポリフェノール
というイメージが先行しますが、
実は、人間の基本の抗酸化能って
SODという酵素(タンパク質)です。

とくに疲労回復にもよく、
アンチエイジング効果も高い。
カルノシンの多いお肉(鶏むね、
豚ロース、牛もも)
は押しですね。

  

今日のポイント

・カルノシン(タンパク質)は
抗酸化力、耐糖能を改善する。

   

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