善玉菌、日和見菌、悪玉菌
まず腸内細菌について
簡単に復習です。
善玉菌はビフィズス菌や
乳酸菌などを指します。
ビタミンの合成や、
消化吸収の補助、免疫の調整など
多方面でよい作用をしてくれます。
悪玉菌は、ウェルシュ菌や
大腸菌の有毒株などで
腸内腐敗、細菌毒素の産生、
発ガン物質の産生など、
増えすぎるとやっかいモノ。
日和見菌は、バクテロイデスや
大腸菌の無毒株、連鎖球菌など。
悪玉菌が繁殖すると悪玉菌になびき、
減ると大人しくなるという、
自己主張の薄い菌たちです。
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善玉菌は「発酵」、悪玉菌は「腐敗」
善玉菌は炭水化物や
食物繊維を食べて分解します。
この反応は「発酵」です。
悪玉菌はタンパク質を分解
します。この反応は「腐敗」
「腐敗」よりも「発酵」が
優位な状態に保つ食事が
私たちの健康を保つうえで
重要になってきます。
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善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランス
善玉菌が2割、
悪玉菌が1割、
日和見菌が7割
のバランスだと
人間の腸内細菌は
一番良い状態である
と言われています。
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悪玉菌が少なければ
少ないほど良いか
と言うとさにあらず。
実はどんなに健康な腸でも、
悪玉菌がゼロになる
ということはありません。
「老化の大敵」と
言われている活性酸素が、
有害な菌を殺菌したり、
程よい刺激で血流を良く
したりするように、
どのようなものであれ、
程よい感じで存在することに
意味があったりするもの。
腸内細菌については、
まだまだ不明なことが
多いのですが、悪玉菌には
悪玉菌の存在理由があるようです。
要はバランスなんですね。
ユダヤ教の教えと腸内細菌
ところで、
ユダヤ教の有名な言葉
をご存じでしょうか。
10人の人がいたら、そのうち1人は何があってもあなたを批判し嫌いますし、あなたもその人を好きになれない。
10人のうち2人は互いに全てを受け入れ合える親友になる。
残りの7人はそのどちらでもない。
あなたが何か行動
しようとすると、
周囲の人間は必ず
その比率分布になる
という教えです。
実はこれ腸内細菌の
パワーバランスと全く
同じなんですよ。
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もし、あなたの行動に、
批判的な人が現れたら
「あら、悪玉菌が
腐敗してるわ~」
という解釈でオッケー。
気にせず好きに
行動しましょう。
今日のポイント
腸内細菌叢も人間関係も
たいして変わらん。
好きなことするべし。