細胞膜の厚さはどれくらい?
細胞膜のイメージ図です。
これを見て、
「あ!細胞膜の脂質二層層だ!」
と言うようになったら、
分子栄養学は初心者卒業ですね。
この1つのパーツ、丸い頭があって、
二本の脚がついてます。
この二本の脚の部分が、いわゆる
「脂質」、つまりアブラなのです。
もう少し詳しく言うと「リン脂質」
という種類のアブラでして、身体の
細胞膜を構成する大事な要素です。
まあ、この辺は、
私のセミナー出てる人であれば、
耳タコで「細胞膜は油が大事」と
繰り返し言ってますので、
説明はサラッと終了させます。
今日の本題は、この細胞膜の厚みが
どれくらいか?というお話です。
ここでクイズです。
細胞1個の大きさ(直径)
10メートルと仮定します。
その場合、細胞膜の厚さは
どれくらいだと思います?
(どの組織の細胞かによって
ばらつきがありますが、
ここでは細かいこと抜きで
平均として考えてください)
正解発表!
ズダダダダダダダダダダダ
(ドラムロール音)
じゃじゃーん!
正解は!
1 センチメートル です!
w(゚o゚)w オオー!
たぶん、多くの人が想像していた
厚みよりも、すごく薄いと思います。
自分が直径10メートルの
ボールの中にいると思ってください。
中身は水で満たされています。
自分自身は人魚になったつもりで
その中をふわふわ泳いでいる、
周りを1㎝のうっす~い膜が
囲んでいて、その膜の中身は
油がつまっている、てな感じです。
その直径10メートルのボールの中には、
小胞体、ミトコンドリア、ゴルジ体、
核、その他ミネラルやアミノ酸などが
ふわふわ浮いていて、
そこで、さまざまな生命活動が
行われているのを想像すると
ワクワクしません?(*゚▽゚*)
だれか、そういうVR
作ってくれないかなあ。
少なくとも、うちの勉強会の
変態連中には間違いなくうける。
絶対キャーキャー言う。
こんな感じで
細胞の中に入っていく。
「わー見て!ピルビン酸が
ミトコンドリアの中に入っていくぜ!」
「おー!リン酸化が起きた、すげー!」
(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-
みんなでキャーキャー言いたい。
以上、妄想おわり。
今日のまとめ
・細胞膜は「リン脂質」という
脂肪酸あ2つついたものが二重に
向かい合った構造をしている。
・細胞の直径を10メートルと仮定すると
細胞膜の脂質二層層の厚みは約1センチ