NSAIDs(消炎鎮痛剤)でコロナが悪化する?

コロナはNSAIDsで症状が悪化する?

コロナの件で、解熱鎮痛剤の
NSAIDs(読み、エヌセイズ)を
使うと症状が悪化するという
情報が少し前に出回りました。

もともと、フランスの保健大臣が、
Twitterで「抗炎症薬を服用すると、
感染を悪化させる可能性があります。」
と発言したことで話が広がったようです。

 

その後、すったもんだあって、現在は
「良く分からない情報だから慎重に」
という見解に着地しているようす。

COVID-19 and treatment with NSAIDs and corticosteroids: should we be limiting their use in the clinical setting?

 

詳しく知りたい方は
翻訳アプリでも使って
BBCニュースで読むと
経緯が良く分かります。

Coronavirus and ibuprofen: Separating fact from fiction

NSAIDsとは?

NSAIDs(エヌセイズ)とは何じゃらほい?
という方のために補足します。

NSAIDsとは、日本語で
「非ステロイド性消炎鎮痛薬
(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)」
といいます。

 

簡単に言うと、
ステロイドじゃないけど
ステロイドみたいな抗炎症、
解熱、鎮痛の効果があるお薬
てことです。

(がっさりした説明だけど
素人はこんくらいで大丈夫)

みんなが知ってる一番有名な
NSAIDsはたぶんロキソニンでしょうね。

NSAIDsが発熱、炎症を止める仕組み

分子栄養学を勉強する方向けに
説明すると、NSAIDsは
炎症を起こすメディエーターが
作られるのを止めます。

 

発熱、炎症が起こる仕組みは、
細胞膜を構成する栄養素の
「脂質」を原料に、
まずアラキドン酸が出来て、
プロスタグランジン(炎症の元)
が作られるからです。

 

NSAIDsは、このアラキドン酸から
プロスタグランジンを作るときの
酵素(COX)を阻害します。

 

ちなみにステロイドは
もっと上のレイヤーで
プロスタグランジンを止めます。

効果も絶大だけど、
アラキドン酸から作られる
その他の身体によいものも
全部止めちゃうから副作用も
それなりです。

 

風邪・インフルエンザとNSAIDs(消炎鎮痛剤)

ロキソニンはじめNSAIDsの
お薬はたくさん出回っています。
イブなんかもそうだし。
薬局で簡単に変えちゃう。

こういったお薬は身近なので、
風邪をひいたときに使う人も
いるかもしれません。

 

ご存じのとおり、
風邪やインフルエンザの
ウィルスを殺すお薬は存在しません。

風邪やインフルエンザを撃退するのは、
発熱をはじめとした体の自然な治癒力です。

NSAIDsがコロナを悪化させる
という情報の真偽は
調査が待たれますが、

そもそも消炎鎮痛剤が
ウィルスに効くか??ていうと、
そんなことは無くて、
治そうとする身体の発熱や炎症を
無理くり抑え込むってことだから
使用する際は専門医の指示に
従うのが大前提です。

 

今日のまとめ

・NSAIDs(ロキソニンなど)が
コロナを悪化させるという見解がある。

・炎症、発熱はウィルスを
殺すための身体の自然な反応、
解熱鎮痛剤の利用は慎重に。

 

この記事が気に入ったら 「いいね !」 してくれるとうれしいです

Twitter で

現在募集中のセミナー

 

【大人気ZOOMオンラインセミナー】 12月19日(土)身体が変わる栄養学『分子栄養学のきほんを学ぶ』

【臨床分子栄養医学研究会主催】  お得な期間限定サービス! 16本の動画講座が見放題!「まごめじゅん特選オンライン・コース」