顎関節症と全身症状との関連
最近、気付いたことがあります。
それは、カウンセリングの
お問い合わせいただいた方
のほとんどが、顎関節症
ということです。
もちろん、私は歯科医師
ではないので、診断して
いるわけではありません。
カウンセリング時に以下の
2点を確認しているだけです。
① 顎関節症の既往があるか?
(過去に顎関節症と診断
されたことがあるか?)
② 口が大きく開くか?
(手の指4本分を縦にした
状態で口に入るか?)
もうね、ほんとに多い。
とにかく多い!
驚異的に多い!
みなさんとにかく口が
開かないのです!
そんな個人の印象ではいかんので、
定量観測のため直近の10名
について、記録を確認したところ、
10人中7名が上記①、②の
いずれかに該当しました。
もっと過去をさかのぼって
100名くらい調べたら正確な
数値が出ると思われますが、
印象として三分の二と
いうのはかなり妥当。
顎関節症に関心を持ったきっかけは
吉野先生の講義でした。
こんときのやつ(↓)
幸せを噛みしめるのか?歯を食いしばって耐えるのか? | ビタミンアカデミー
腰と顎は、人間の弱点。
構造的に弱い部分なのです。
カウンセリングのとき、
お悩みの症状が、睡眠障害、
うつ傾向、耳鳴り、めまい、
肩こり、首こり、眼精疲労、
頭痛、無呼吸症候群などなど、
首から上の症状であれば、
「口が開かない」方が
ほぼ100%です。
また、身近に顎関節症の
治療をしたら、驚くほど
改善したという症例もあり、
(その方は鍼灸治療による
アプローチを1回やったのみ)
不定愁訴、全身の不快な諸症状
の原因となっていることは
ほぼ間違いありません。
私が「ほら、こうやって指4本」
とやってみせると「えええ~!
指4本が入るんですか?」
とびっくりされる方も多い。
つまり、今までそんなに口を
開けたこともなければ、
開かないことに異常を
感じたことがない方が
ほとんどなのです。
昨年、吉野先生の講義が
決まった時点で購入した
こちらの本を今一度読み
直しております。
口腔内(歯周病、歯根感染など)
が全身の諸症状と関係している
ことは、分子栄養学の基礎中の基礎。
そちらは感染、炎症対策が
その後の改善のパスとなるので
ある程度、先が読めるのですが、
顎関節症は、症例をあまり持たず、
改善案に悩む日々です。
お口が大きく開きますか?
こちらの中に口を開けて
ストレッチをすることが
推奨されています。
まずは自分の口が正しく
開くかどうかをチェック
してみてください。