2年前からヨガにはまってます。
ヨガと腸の関係において気づいた点があります。
腸は定位置を持たない臓器
心臓も肺も膵臓も、ほとんどの臓器は定位置を持っている。
しかし、腸だけは定位置を持たずグニャングニャンだそう。
なぜかというと腸の上皮細胞は3、4日程度で生まれ変わる。
つまり非常に代謝が早い。
その早い代謝を支えているのが、腸の「蠕動運動」
蠕動運動を行うため、あえて定位置を持たないのではないか?という仮説が藤田先生の本に書かれていた。
雑巾を揉みほぐして洗うように、腸は、自らをグニャグニャと動かすことで、細胞の代謝を早めている可能性があるらしい。
蠕動運動を阻害するもの、それが腸の癒着
年齢を重ねると、老化現象により、代謝が鈍る
内臓の代謝を阻む原因、それが内臓と内臓の癒着
女性は卵巣や子宮などと小腸が癒着するとのこと。これは不妊の原因にもなるらしい。
イメージとして正しいのかどうか分からんが、長年ほったらかしたテレビ台を動かすと、プラスチックの部分がべったり引っ付いて、メリメリ剥がさないといけない、あの感じである。
お腹のなかに収まっている小腸、大腸が、経年劣化(!?)により癒着してしまえば、その分蠕動運動が阻まれ、上皮細胞の代謝が低下することで、腸の炎症も起こりやすくなる。
ヨガは腸の「癒着剥がし」だと思う件
例えばヨガの基本中の基本であるダウンドッグ、下向き犬のポーズ
内臓が逆さになり、反重力の方向へ移動しようとする内臓を、腹筋が支えるアーサナ
そしてヨガの最大のポイントが呼吸。
ゆったりと腹膜で呼吸することにより、瞑想の状態でポーズをキープするのがヨガ
この瞬間に癒着が剥がれやすくなるのではないかと。
というのも、腸揉みのクラスへ行った際、とにかく重要視されたのが呼吸。
アドレナリン優位の交感神経状態では腸揉みの効果は出ないのだ。
一般的に、スポーツでは交感神経が優位となり、脈が上がり、アドレナリンが優位へ。筋肉への血流が増え、その分内臓への血流は減る。この状態では癒着は剥がれない。
ヨガでは、これと反対のことが起こる。
副交感神経優位の瞑想状態へ。
難しいポーズでは、とても瞑想の境地にはなれないが、筋肉も出来て慣れてくると、ふと意識が深くゆったりとなるのを感じる。たとえ逆立ちだろうと、片足立ちだろうと。
これは全くの自説であり、仮説だが、ヨガに行くようになって、明らかに腸の調子が変わってきた。
例えば、このポーズ
一見、簡単に見えるが、骨盤が起きた状態でひねるのがポイントで、
静止するためには強いインナーマッスルが必要とされる。
腹斜筋と腸腰筋をきつく縮め、お腹に非常に強いねじりの力が加わり、腸はかなりきつく圧迫されている。
このアーサナのあと、シャバアーサナで寝転がると、内臓の爽快感が半端ない。
三点倒立や、ブリッジなど、反重力を利用し、あらゆる方向から、内臓に強い圧迫を与え、ヨガはそのような状態で脳をアルファ派で満たす
定位置のない腸は一番影響を受け、硬くなった内臓の癒着が剥がれるのではないかと思っている。
ヨガと腸の関係まとめ
リーキーガットの治療法「4R」は、主に何かを「足す」という発想で成り立っている。
プロバイオティクスを足す、胃酸を足す、グルタミンを足す、etc.
ここにもう一つの視点「蠕動運動」、つまり「癒着のない状態」で、よりパーフェクトになるのでは?と思っている。
腸がいつでもグニャングニャンの蠕動運動ができる状態であること。
すなわち癒着を防止する、もしくは癒着を取り除くこと。
そのためには、ただのストレッチではなく、副交感神経優位状態であるヨガが最適だと思っている。
***ねじりのポーズの写真は、私のピラティス・ヨガのパーソナルトレーナーをしてもらっている美宅先生にお写真を提供してもらいました***
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ヨガインストラクター 美宅玲子
ヨガのクラスも良いのですが、多摩川みたけカヌー教室で、SUPの上でヨガをするイベントを開催されてます。あれは美宅先生オンリーのイベント。私も去年参加したけどマジでオススメ。