『嫌われる勇気』アドラー心理学の活用法

私の人生の幸福度を一段引き上げた2冊の本

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選択理論とアドラー心理学の本です。

選択理論については前ブログでも書いた通り

↓ ↓ ↓

『「人間関係をしなやかにするたったひとつのルール」』

選択理論とアドラー心理学は共通点が多く、ベースは同じだと言われています。

アドラー心理学の入門書、大ヒット著書である「嫌われる勇気」

意識改革とまではいかなくても、自分なりに活かせるようになって、精神的な成熟度が増したと思います(自分で言うのもアレですが)

  • 日常でのアドラー心理学

昨年の秋頃でしょうか、いわゆる’夫婦喧嘩’をしました。

(我が家の場合は二人とも理論派なので、喧嘩というより会社の会議みたいな感じですが)

「あー、もうっ、なんで私の気持ちが分からないんだろう、この人は・・」

夫婦喧嘩によくありがちですが、お互い’自分の考え’の押し付け合いでした。

双方ともに自分の考えの方がベストなソリューションであると信じ込んで、お互い一歩も譲らない状態で事態は一時膠着

1時間くらい話しあった後でした。

いい加減疲れてきた頃に、ふと思ったわけです。

「この状態って、アドラー心理学ではどう解釈されるだろう?」って。

すると、

「あ・・!今私は『彼のことを理解する』という自分の課題をおざなりにしている」

ある瞬間、スッと天から降りてくるように、自然にそう思いました。

 

  • 課題の分離

アドラー心理学では『課題の分離』ということを説いてます。

「他者の課題に立ち入ることはできない、先づは『自己の課題』に取り組め」と。

私を理解するのは’夫の課題’であり、それをコントロールすることはできません。

なのに、私は自分の考えを理解してもらうことを夫に押し付けていました。

多くの場合、他者の課題にしゃしゃり出る人は、自分の課題にフォーカス出来ません。

家族関係だとそれが最も顕著なように思います。

我が家は夫婦共々「嫌われる勇気」を読みましたが、夫婦としてのチームプレーの良さが数段上がりました。

理想の夫婦関係とは、100組あれば200通りで、どちらかが一方的に相手をコントロールしたり、全面的に服従したり、それこそ幸せの形はバラバラ。

私は一方的に夫に惚れ込んだ押しかけ女房なので、心のどこかで夫の顔色を伺うところがありました。

しかし、アドラー心理学のおかげで、いつのまにか相互に尊重しあい、相互に理解しあうという理想の夫婦になれました。(オノロケで失礼)

「課題の分離」が最も役に立つのは、最も身近な人間関係である家族だと思います。

  • トラウマの否定

もう一つ、アドラー心理学で印象的なことは「トラウマの否定」です。

幼少期の経験や、自分の両親の育て方、育った環境を、あたかも今の自分の重要なバックグランドだと話す人がいます。

「私は両親から・・・な育て方をされたので、私は・・・することが出来ない」

こんな風なこと、思ってません?

私は思ってました(笑

アドラー心理学では、以下のように考えます。

「あなたは・・・・しない」という選択をしているに過ぎない。
「両親の・・・な育て方」を、その理由付けにしているだけ。

なぜなら、あなたが「・・・が出来ない」という現在の事象と「両親の育て方」という過去の事象に全く関係はないからである。

あなた自身の’選択’によって、その2つの関係性を見いだし、「・・・出来ない」という自己の選択の理由としているだけである。

どこか思い当たるフシがある方、『嫌われる勇気』を読んでみましょう。きっと目から鱗がポロポロ落ちます。

  • 「七つの習慣」との共通点

大ヒットしたコヴィー博士の『七つの習慣』ですが、最も崇高な人間関係を「自立」したうえでの「相互依存」と説いています。

アドラー心理学でもそれは同じで、先ずは「何モノにも左右されない絶対的自己の確立」が第一です。それをおざなりにして他者との依存は自分を不幸にするだけです。

自分のその日の気分、調子、自分の人生。そのすべては自分で選択するという自己の確立。

『七つの習慣』は和訳された日本語が読みにくく、ページ数も多くて読書慣れしていなければ閉口しますが、こちらの2冊は口語体で非常に親しみやすく書かれています。

七つの習慣と比較して、日常レベルでとても役に立つのがアドラー心理学の特徴だと思います。

アドラー心理学で人生が変わった人、自分はこういったケースでこんな風に役に立った、アドラー心理学を日常レベルに落とし込むことに成功した人たちとワイワイ語り合いたい。。

そんなマニアックな飲み会とかしてみたいです。笑

どなたか、アドラー心理学オフ会しません?

 

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