赤血球のエネルギー源は糖のみ

赤血球のエネルギー源は糖のみ

赤血球は骨髄で生まれて
成長過程で核を捨てます。

その時、一緒にミトコンドリアも
捨ててしまいます。
これを「脱核」(だっかく)といいます。

 

脱核したあとの赤血球は
細胞内小器官が赤血球内に
残りカスとしてのこり、
着色すると網目状に見えることから
網赤血球とか、網状赤血球とか言う
呼び名がついております。

 

このミトコンドリアも捨ててしまう
という点がキモで、

つまり、赤血球はエネルギー源として
脂肪酸やケトン体を使えないということ。

つまり「糖」が唯一のエネルギー源!

 

低血糖になると、赤血球の膜の
変形する能力が落ちて、
毛細血管の中に入っていけなくなり、
さまざまな症状が出ます。

赤血球はいち早く
低血糖に反応しやすい細胞と言えます。

 

え、だとすると、砂糖大事じゃん!
と短絡的に考えそうですが、

全身の赤血球で1日あたりに必要となる
糖の量はおよそ20g程度。

つまり20g程度は毎日糖質を摂取しないと
赤血球の膜の変形能に影響が出てくるから
全身の機能低下につながるということ。

 

20gと言えば、角砂糖5個程度。
ごはんのお茶碗4分の一以下、
湯のみ半分程度。

というわけで、心配には遠く及ばず。

おそらくこの程度の糖なら
糖新生で賄えるのでしょうね。
じゃないと全く絶食状態のとき
どうやって全身に酸素を運ぶのよ
って感じだし。

 

赤血球がミトコンドリアを持たない
という特徴はよく考えてみれば至極当然、

もし、赤血球がミトコンドリアを持っていたら、
全身の細胞へ届けるべき酸素を
自分で自家消費してしまう。
身体はうまく出来てます。

 

 

漫画「はたらく細胞」には、
赤血球の赤ちゃん(赤芽球)には
核(帽子のボンボン)がついています。


清水茜『はたらく細胞』第三巻より

 

大人の赤血球になるときに
お世話係のマクロファージが
ボンボンを取り除く描写があります。

 

こちらは大人の赤血球
酸素を運ぶ色っぽいねえちゃん

 

赤血球は解糖系しか使えない
というわけで、甘いもの好き。

 

「はたらく細胞」は、それぞれ細胞が
デフォルメされてて面白い。

身体の仕組みをまあまあ分かってる人に
おすすめ。たぶんハマるよ。

 

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