発達障害・自閉症は水銀に注意する理由【毛髪ミネラル検査の見方】

水銀と自閉症の関係

水銀と自閉症の新しいメタ解析が出ていました(2017 Sep)

The association between mercury levels and autism spectrum disorders: A systematic review and meta-analysis.

44の論文をレビューしたところ、

・自閉症患者では、血液中の水銀、脳内の水銀が高い
・自閉症患者では、毛髪中の水銀濃度がかなり低い
・尿中の水銀は健康な人と変わらない

水銀汚染が自閉症の原因の一つである可能性は高いと結論してます。

 

ポイントは、血中・脳内の水銀濃度は高いけど、毛髪ミネラル中の水銀は低いという点です。

「毛髪ミネラル検査で水銀の値が高く出る」ということは即ち、水銀を身体の外に出す力(デトックス力)があるということです。

「毛髪中に水銀が少ない」ということは、デトックス力がなくて水銀が体外へ排泄出来ないということを意味しています。

 

毛髪ミネラル検査の有害金属マーカー、水銀が高濃度で出ている例です。

 

マグロをはじめとして水産物を多く食べる日本人は、毛髪ミネラル検査をすると水銀濃度が高めに出ます。

例えば、カンジダや疲労感、発達障害など水銀汚染と思われる症状があるにも関わらず、

水銀が毛髪ミネラルで高く出ないケースは、デトックス能力の低下を意味しますので、より難しいケースと言えます。

 

 

水銀はミトコンドリア機能を低下させます。

ミトコンドリアは筋肉、脳にも多く存在するため脳の機能の障害になると言われています。

ミトコンドリア機能が落ちればエネルギー産生が落ちます、常に疲労感が取れません。

慢性疲労症候群、副腎疲労なども水銀汚染レベルをチェックします。

 

歯のアマルガムの有無、魚介類(特に大型魚)を食べる頻度、カンジダ症の有無をチェックして、水銀汚染が疑われる場合は、毛髪ミネラル検査をお勧めすることがあります。

歯のアマルガム、私も2つ小さなものがありましたので、3年前に取り除いてもらいました。

 

「歯のアマルガムは無機水銀なので、無害」というドクターもいるのですが、周りを見ていると関係アリアリです。

アマルガム除去をしたら、ぐっすり眠れるようになった、

線維筋痛症の方は歯に10本のアマルガムが入っていた、

などなど、水銀が原因だったという例はたくさんありますね。

「大型魚は食べる頻度に注意してね」と言っているのは、そういった症例をたくさん見てるからです。

一度、毛髪ミネラルはチェックしてみると良いと思います。

 

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