どうしても糖質が食べたいときにはどうするか?
甘いものが食べたいという感情、これは身体の欲求ではなく、脳の欲求です。
お腹が空いているのであれば、ごはん(お肉やお魚、野菜)を食べればよいはず。
そうじゃなくて「甘いものを欲する」ということは、血糖値を速攻で上げたいホルモンの状況が発生しているわけで、これが良い状況であるわけがない。
なぜ甘いものが欲しくなるのか、その理由が身体の不調の根源なのですが、そこはひとまず置いといて、どうしても甘いものが欲しい時や、糖質過多の食事になってしまった時の対処方法をまとめます。
アミノ酸で糖新生
なにか甘いもの欲しいなと思ったら、私はまずプロテインかアミノ酸を飲みます。
アミノ酸はすぐに糖新生に使われ、血糖値を安定させるので、ほとのどの場合はこれで欲求が落ち着きます。
アミノ酸はここで書いたアミノバイタル、もしくはグリコのアミノ酸。
人口甘味料が許せない場合はグリコのほうが良いです。クソ不味いですが。笑
味を許容できるならグリコの製品は無添加で優秀。
アミノ酸は消化済みのお肉を食べるのと同じことなので、胃腸の弱い人、スタミナ不足を感じる虚弱体質の人、スタミナがあってもお疲れの人、すべてに使えます。
お腹を壊して下痢、何を食べてよいのか分からない、なんて時にもずいぶん助けられました。
糖質過多にはビタミンBで対応
旅行に行ったり、帰省したり。普段とリズムが崩れる時は、食事内容が糖質過多に振れます。
麺類や丼もの、お茶菓子やご当地の名物など、糖質攻めに合うのは事前に予測がつきます。
こういうときは必ずビタミンBのサプリメントを普段より多めに入れて備えます。
入れた糖質は速やかにエネルギーになって代謝してもらうしかありません。
糖の代謝に必要な栄養素がビタミンB、特にビタミンB1、B2、B6の組み合わせです。
ビタミンB1、B2、B6の三兄弟、これは市販薬「チョコラB2」の組み合わせです。
これ日本のロングセラーですね。添加物は褒められたもんじゃあありませんが。
うちの両親(薬剤師)は疲れるといまだに必ず飲んでます。実家の常備薬として食卓の横の棚に常備されてました。
アレルギーだろうと、痔だろうと、両親はあらゆる症状のお客さんにお勧めしたらしいです、そして必ず実績を残したそう。多くの人がB不足であることの証明のような話ですね。
ビタミンBは腸内細菌が合成してくれるビタミンなのですが、糖質代謝に十分なビタミンBを供給してくれるような、立派な腸内細菌叢をお持ちの方はそうそういません。
栄養療法を始めた方が、なにはともあれ最初に体調の良さを感じるのは、ビタミンBサプリを毎日摂るようになるためだと思います。
今までB不足だった人は、エネルギーがうまく代謝されるようになりますから元気が出るのは当たり前なんですが。
エネルギー代謝に必要な「ビタミンB1、B2、B6」
糖質をエネルギーの変えるのに絶対必要なのがビタミンB1。脂質を代謝するのに欠かせないのがビタミンB2、タンパク質の代謝に欠かせないのがB6
かなり大雑把な覚えかたですが、糖質代謝がB1、脂質代謝がB2、タンパク質代謝がB6。
サプリメントに含まれるビタミンBの成分は、活性型か非活性型で使われている原料が違います。
ビタミンB1の非活性型が「塩酸チアミン」、活性型は「ベンフォチアミン」
ビタミンB2は非活性型が「リボフラビン」、活性型は「リボフラビン5′-リン酸ナトリウム」
ビタミンB6は非活性型が「ピリドキシン」、活性型は「ピリドキサール5′-リン酸塩」
肝臓で非活性型から活性型に変換されて効果を発揮しますので、肝臓の酵素活性が低い場合や加齢によって衰えている場合は活性型を選ぶようにしています。
とはいえ、一般的なビタミンB剤のほとんどは非活性型です。
人気のナウは、全部50㎎ずつという大雑把な処方ですが、これでも十分に効果を感じられました。
以前愛用していたクリニックのビタミンBcompも非活性型だったので、ほとんどの人は非活性型でいけるんだと思います。
私はいろいろ使い比べて現在は活性型のソーンをリピートしています。ソーンは種類が多いのでプロ向きですね。
ビタミンBは、ビタミンCと同じで水溶性なので、こまめに毎日摂ること。
エネルギーの代謝は待ったなしですなので、細胞が必要な時にすぐに使える状態をキープするのがコツです。
お小水の黄色で分かるビタミンBの充足具合
ビタミンB2のリボフラビンは蛍光色のきれいな黄色です。なのでBを飲むとおしっこが黄色くなります。
使われなかったBが排泄されるので、身体のビタミンBの需要具合がお小水の色で判断できます。
疲労感が強いと黄色が薄い。すなわち身体で消耗が激しいということ。
ストレスなく家で過ごしている日は、お小水はいつまでも綺麗な黄色です。
たとえ家で過ごしていても、勉強していると透明になるのが早いです。
肉体的には負荷がゼロでも、精神的に疲れる場合は、ビタミンBの消耗が激しくなるんですね。
妊婦さんも、ビタミンBを増やしても小水が透明になるのが早いそうです。妊娠で需要が大きくなっているということなのでしょう。
栄養療法のお仲間は、みなさんおっしゃるのですが、妊娠中にビタミンBを摂っていたら、赤ちゃんがとても育てやすいそうです。
ビタミンB群は、脳の健全な状態を保つのに必須なので、生まれた赤ちゃんが精神的に落ち着いておりグズらないんだとか。
私は低血糖症で糖代謝には問題ありでしたから、Bcompにはどれだけ助けられたか、感謝のしようがありません。笑
夫も、いわゆる栄養療法は継続しませんでしたが、ビタミンB剤だけは自主的に飲んでます。飲まないと仕事のパフォーマンスが違うそうな。
甘いものが食べたくなったらアミノ酸飲んで様子見。
食べてしまったら、せめて代謝に必要なビタミンBが不足しないよう注意する。
ビタミンBを飲んでるからって糖質盛ってもダイジョブという言い訳にはなりませんけどね、せめてエネルギーで成仏させるようにはしてくださいませ。