優れた臨床結果をあげているビタミンD
ビタミンDは、ここ10年くらい一番研究が進み注目されているビタミンです。
以前はカルシウムが骨形成に使われるのをサポートしてるぐらいしか知られていませんでした。
しかし、ここ10年、実は免疫にも、ホルモンにも、粘膜にも、脳にも、あらゆるところで超重要な働きしてるしてるよねと判明。
代表的なのは喘息、花粉症などのアレルギー、アルツハイマーや鬱などの脳疾患、抗がん、がんの再発、転移予防など。
臨床実験で次々に効果が確認されたので、栄養療法でも1,000~10,000IU単位で処方されることが多くなりました。
(というかほぼ100%処方されます。それくらい日本人には不足)
個人的に期待してるのは、腸粘膜の抗炎症作用です。
佐藤先生もIBS患者は低ビタミンDであることを指摘しているように、腸疾患とVD不足は非常に強い相関関係があります。
リーキーガットにビタミンDサプリが推奨な理由
ビタミンDは、日光に当たれば、コレステロールを原料に皮膚で合成されるビタミンです。
リーキーガットの人は、腸を透過した未消化物の退治で肝臓に負担がかかりがちなので、原料のコレステロールを自作出来ない人が多い。
(※食べ物から摂れるコレステロールは3割以下。肝臓で合成されるほうがずっと多いのです)
最低でも T-Chol 200は欲しいところですが、私の場合 160~180をウロウロしてまして、そもそも原料不足なんですな。
さすがに真夏は太陽光線による活性酸素のほうが心配なので、日焼け止めも塗るし、帽子もかぶるし。原料も足りなきゃ紫外線も足りない。
ちなみに、ビタミンDに必要なのはUV-B。
日焼け止めを塗ると、9割以上ビタミンDの合成は低下するそうです。
ビタミンDの値の変遷
私のビタミンDの値の変遷です。
1回目 19.9 ng/mL(2014/03)
2回目 48.0 ng/mL(2014/10)
3回目 31.7 ng/mL(2015/10)
WHOの基準では 20ng/ml 未満がビタミンD不足とされます。
初回検査は思い切り不足。当時は花粉症もまだひどかったです。サーファーとか漁師でもない限り、平均的なVD血中濃度ってこれくらいです。
その後10,000単位を毎日飲んだら48まで上昇、ちょっとサボったら31に低下。割と分かりやすいです。
2015年以降は花粉症もほとんど出ないので、やはり良いと思います。
ちなみに、成人病とは無縁のマサイ族の平均25(OH)ビタミンDの値は 46 ng/mLだそうです。
ビタミンD体内での代謝は以下のとおり。
プロビタミンD3(7-デヒドロコレステロール)
《 コレステロールを原料に合成 》
↓
《 紫外線 UV-B 》
↓
ビタミンD3(コレカルシフェロール)
↓
《 肝臓 》
↓
25(OH)ビタミンD ★
↓
《 腎臓 》
↓
活性型ビタミンD3
通常、検査で測定するのは ★の「25(OH)ビタミンD」 の値
シイタケや切り干しダイコンなど、植物性の食品から摂れるのは「ビタミンD2」です。
昨今は、シイタケも切り干し大根も工場で乾燥させるので、ビタミンDは少なく、現代人がVD不足になる一因になってます。
サプリメントとしてのビタミンD
サプリメントは「ビタミンD3(コレカルシフェロール)」。活性型VDへの変換を身体が自動調節してくれるので過剰症の心配が不要です。
サプリメントの原料は、羊毛(ラノリン)だったり、肝油(魚油)だったりけっこうまちまち。
今私がリピートしているのはこれ
こちらの商品
↓ ↓ ↓
Nature’s Plus, ネイチャーズプラス, 生命の源泉(Source of Life), ガーデン, ビタミンD3, 60粒(ベジタリアンカプセル)
オーガニックのマッシュルームなど植物性のビタミンD3(コレカルシフェロール)が原料で、ベジタリアンが多い欧米でユーザーが多く高評価
マッシュルームの匂いがほんのりする粉末。直接舐めたけどほぼ無味。
植物性VD2からコレカルシフェロールを作る技術ってなんだろう?と思ったりもするが、評価通り好感触なので、5本目リピート中です。
過剰症の心配を担当医師に確認してみましたが、臨床では100,000単位でも普通で、1日5,000単位程度じゃ足りないくらいだよと一笑されました。
一般的には1日に2,000〜3,000単位を補給するのがオススメです。
ビタミンDのまとめ
ビタミンDのサプリは非常に廉価です。
セレブサプリのクリニックものでさえ2,000円ちょっと。
ビタミンAと同じく費用対効果が絶大。
一般の人には認識薄いでしょうが、アレルギーに良し、アンチエイジングに良し、副作用の無さと効果の大きさを天秤にかけると、一番おすすめしたくなるサプリメントです。
かなり調子良いので今後も継続します。