「SIBO」小腸内細菌過剰症対策!ドラッグストアで手に入るのはこの2つ!

先日の小腸内のディスバイオシス「SIBO」(サイボー)に関する記事の反響が大きく、問い合わせが多くいただきました。

ガス腹、お腹の張りで悩んでいる人がこんなに多いとは・・!

胃腸ケアのサプリメントは外国製一押しですが、日本で買えるものがないか?という質問がありましたので、数少ない(本当に数少ないです)2点をご紹介します。

 

ドラッグストアで手に入る!SIBO対策商品

SIBOの主たる原因の一つが消化不良です。

咀嚼・胃酸が十分でなく、食べ過ぎによる消化酵素の不足が、バクテリアの餌となり、異常発酵を起こします。

咀嚼で十分に唾液のアミラーゼを活躍させることを前提で、消化酵素を足してやる。
対処法としてのファーストステップです。

 

ビオフェルミン健胃消化薬

日本の数少ない、胃酸抑制剤不使用の消化剤
乳酸菌入り。

 

含まれる消化酵素は3種類、ビオジアスターゼを使用するあたりがさすが日本製
(ビオジアスターゼは日本の学者が作ったらしい)

・リパーゼAP6  脂質の消化酵素
・ニューラーゼ  脂肪、タンパク質の消化酵素
・ビオヂアスターゼ  炭水化物の消化酵素

胃腸粘膜を保護する生薬が5種類

・ガジュツエキス
・ゲンチアナエキス
・ケイヒ
・ショウキョウ
・アカメガシワエキス

整腸剤として、プロバイオティクス
・ラクトミン

「ラクトミン」は乳酸菌を複数集めた商品名です。主にラクトバチルス系の乳酸菌が4種類くらいミックスされてます。
カンジダに効くと言われるアシドフィルス菌も入ってます。

単位がmg表示で、外国製と比較できないのですが、昔からあるラクトミンと生薬に、3種類の消化酵素を入れて、これ1本で全部網羅できるのが良いとこと。

外国製サプリメントに抵抗のある人には良いと思います。

添加物も許せる範囲。SIBOだけじゃなく、便秘、過敏性大腸炎の方にもオススメ。

 

小林製薬「ガスピタン」

商品名が秀逸な小林製薬。
アットコスメでもほとんど満点に近い評価だったので、ガス腹に悩んでいる女性の救世主になっている模様。

 

配合の消化酵素は1種類のみ
・セルラーゼAP3

3種類の乳酸菌入り
・フェカリス菌、アシドフィルス菌、ビフィズス菌

ラクトミンと菌の構成としては変わりません。乳酸菌としては王道の三銃士。
小林製薬のことだから、どこかにOEMしていると思われ。案外タケダとかだったりして。

セルラーゼは、食物繊維の消化酵素。
本来、人間が持たない消化酵素で(酵母などで一部分解する機能はあるらしい)、消化されずに大腸へ届き、そこで腸内細菌の餌になるのですが、SIBOの人は小腸にバクテリアが居着いているため、過剰な食物繊維は負担となります。

セルラーゼによって、適度に食物繊維を分解することで、小腸内バクテリアにエサを与えることを抑える作用あり。

 

※ちなみに、牛・馬など草食動物も、セルラーゼを持っていません。
持たない代わりに、胃の中でセルラーゼを出す微生物を飼っている。まさにシンバイオシス、菌との共存共栄!!

しかし、昨今の狭い牛舎で育てる畜産は、病気の蔓延を予防するため、抗生物質を与えるのが常套。
ということは、少なからず胃腸内でシンバイオシスを形成している細菌叢にも影響も与えているはず。
草を消化し難くなるので、トウモロコシなどの穀物を与えなければ成長できない。ああ、だから肉骨粉を与えるような結末になったのかな。
注)情報ソースなし。

 

日本製の胃腸ケア商品は、ほとんど胃酸を抑えて「スッキリ感」を強調したものが多く、胃酸を抑えることがSIBOの原因の一つであるため、全くおすすめできません。
私の知る限り、上記2つ以外は全てアウトでした。

 

お腹のガスの原因は呑気症?

ガス腹の原因は「呑気症(どんきしょう)」では?というコメントをいただきました。

呑気症であれば、口呼吸がメインになっているはず。
口粘膜の乾燥による口臭、咽頭炎による炎症、炎症が慢性化することによる副腎疲労
口呼吸は慢性疲労の原因になるので、絶対に治すべきです。

論点がずれますが、呑気症になるくらいの口呼吸であれば、症状はガス腹どころじゃないと思われます。

 

SIBOにならないためにはどうするか?

・ディスバイオシスを冗長させる糖質を控えること。特に咀嚼の不要なジュース類は絶対飲まない。
・十分な咀嚼
・腹八分目の食事
・十分な胃酸の酸度と量
・消化酵素の補足
・プロバイオティクス、プレバイオティクスを補充する
・SIBOの原因となる、抗生物質、胃薬、避妊薬ピル、ストレスを遠ざける。

SIBOの原因の一つは抗生物質の乱用にあります。
子供の頃から、風邪をひいても抗生物質、中耳炎でも抗生物質、その度に貴重な細菌叢に影響を与えてきたのかもしれない。
まあ悔やんでも今更ですが。

小腸内は本来、食べ物から栄養を吸収するという大事な役目があり、そこでディスバイオシスが発生していれば、確実に栄養不良になります。

食品から栄養が吸収できなれば、倦怠感、疲労感、老化の原因になります。

SIBOに関しては、日本での認知度が低く情報がとても少ないため、外国の論文読み漁ってます。
また随時情報をUPしていきます。

 

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