郵送で手軽な「脂肪酸検査キット」
自分のオメガ3、トランス脂肪酸の割合が分かる「脂肪酸検査」がお手軽でとてもよかったのでご紹介。
脂質の栄養学の分野で、いつも良質の情報を提供してくれる「日本リポニュートリション協会」の脂肪酸検査をやってみました。
ランセット(少量の血液を採るためにチクリと刺すもの)で自宅で採血して送るだけ。採血といっても、紙にポタポタと少量を染み込ませるだけです。すごく簡単。
脂肪酸検査で分かること
脂肪酸検査で分かることは、以下の5点です。
- 脂肪酸レポート(血液中の脂肪酸の種類)
- トランス脂肪酸の割合(%)
- オメガ3脂肪酸の割合(%)
- オメガ6とオメガ6のバランス(比率)
- アラキドン酸とEPAのバランス(比率)
これらが、レポート4枚にまとめてあります。分かりやすい解説付き。
脂肪酸検査の結果は?
今回の私の結果。
まずは血液中の脂肪酸の組成。
平均値よりもやや不飽和脂肪酸とアラキドン酸が上回るくらい。
動物性タンパク質は毎日食べてます。けど思ったほどではなかった。
自宅で食べる油は気を使っているせいか、リノール酸は少な目でした。
血液中のトランス脂肪酸の割合は?
そして、悪名高き”トランス脂肪酸”がどれくらい血液中に含まれるか?
トランス脂肪酸の割合は、0.33% でした。
トランス脂肪酸は 1% 以下が理想。
「さすが」と言いたいところですが、うちの勉強会のツワモノたちは 0.1% フツーゆえ、専門家としてはさほど褒められるレベルでもなし。まあ及第点。
オメガ3とオメガ6のバランスは?
最も懸念点なのが、オメガ3とオメガ6のバランスです。
脂肪酸検査はここがキモ。
リノール酸過剰は現代人の宿命です。夫婦そろって花粉症ですし外食がかなり多いほうですから、どんな悪い結果が出るのかと覚悟を決めておりました。
が、意外に悪くなかった。
魚は割とよく食べます。EPAのサプリメントは今は飲んでいません。
- オメガ3 10.56% (8%以上が理想値)
- オメガ6 : オメガ3 3.56 : 1 (5:1 以下が理想値)
- アラキドン酸 : EPA 3.62 : 1 (11:1 以下が理想値)
自宅で使う”油”は最低限これくらい押さえておこう
記録かたがた、私の家の調理油について。
2018年の古い記事ですが、今でも自宅で使っているオイル類はあまり変わっていません。
料理は毎日のことなので、手に入りやすく、ストレスにならないことを優先しておりますので、さほどマニアックなラインナップでもなし。
このころと唯一違うのは、揚げ物用にはこめ油を使っていることでしょうか。
さっぱりして美味しい揚げ物になります。ビタミンEも豊富。
脂肪酸検査をおススメしたい人はこんな人
個人的にこの脂肪酸検査をおススメしたいのは、以下のような人たち。
- アトピー、花粉症がある
- 心筋梗塞など循環器系疾患の身内がいる
- 認知症、うつ病が気になる
- 高脂血症と言われたことがある
- コンビニ食、お菓子が好き
- 魚が嫌い、ほぼ食べない
全血を使った脂肪酸検査は、前日のお食事の影響も少ないので、いつもよく食べる食事内容が反映されます。なにより手軽に出来るし、レポートも分かりやすいのが良いですね。
魚をもっと食べた方が良いとか、スナック菓子を控えろとか、結果を見れば自分の食生活の改善ポイントが分かるのが良い。
自分の身体がどれくらいトランス脂肪酸に侵されているか?とか、健康クラスタなら一度は調べておきたいところ。おすすめです。