「悩み」そのものではなく「エネルギー不足」が問題
人は”悩み”の元となっているモノ・コト自体はさほど問題ではなく、”悩むためのエネルギーが不足すること”が問題なのだと気付いてますか?
もし、”悩む”ためのエネルギーが潤沢であれば、人に相談したり、あれこれ試したりしているうちに、打開策を見つけたり、自分なりの折り合いをつけることが出来るので、悩みは悩みで無くなります。
悩むエネルギーが不足するので、自暴自棄になったり、思い詰めて体調を壊したりします。
ということは、本当に問題なのは「エネルギー不足」であって、「悩み」そのものではないのです。
生理学的なエネルギー不足に対応できるという強み
エネルギーの収支決算が赤字なわけだから、支出を減らすか、収入を増やすか、です。
このエネルギーの赤字決算を解決する方法は、以下の2つしかありません。
- エネルギーの無駄使いを止める
- エネルギーの産生を増やす
(1)は、仕事を休んだり、無駄な思考を整理したり、人間関係の断捨離といったアプローチが効果的で、
(2)は、エネルギーの元となっている三大栄養素「糖・タンパク質・脂質」の代謝を改善して、エネルギー産生量を増やすという生理学的なアプローチになります。
分子栄養学カウンセラーだと(1)に合わせて(2)も使えるわけで、これは大きな強みです。
低血糖が起こっているとカウンセリングは台無し
脳なんて、体重の2%以下の重量ほどしかない小さな臓器のくせに、基礎代謝の20%を持って行くATPの大食い泥棒ですから、エネルギー代謝の低下は思考する能力の低下に直結します。
例えば、カウンセリングの時間帯が夕方だったら、間違いなくクライアントのコルチゾールは低下しています。低血糖を起こしている可能性が高い。
副腎疲労、低血糖が起こっていれば、健全な思考は難しくなり、せっかくのセッションも効果は半減(むしろ台無し)
例えば、クライアントが行き詰っている場合、
「生理学的なエネルギー不足の状態ではないのか?」
「低血糖をおこしていないだろうか?」
「副腎疲労がどのレベルなのか?」
そういった観方ができるのは、エネルギー代謝を熟知する分子栄養学カウンセラーならではの気配り。
分子栄養学実践講座で学ばれたカウンセラーはこの強みをもっと自慢してくださいね。