尿酸値を下げる効果が高い 「クローブ(丁子)」

尿酸値を下げるスパイス 「クローブ(丁子)」

チョウジ(丁字)を入れて
キーマカレーを作りました。

食べるときに気を付けないと、
ガリッとやってしまいますが。

そんなロシアンルーレットも
家庭料理ならでは。

ビリリと軽い衝撃が口中に走りますが、
七味唐辛子の山椒を噛み当てたような、
そんな楽しさもありだと思って
いつも取り除かずにそのままです。

 

丁子の英語名はクローブ(Clove)

クローブは、一般的には香辛料として
使われていますが、生薬としても有名です。

抗炎症、鎮痛(関節炎、リウマチ)
去痰(痰を取り除く)
抗真菌性(抗カンジダ)
感染症(副鼻腔炎、呼吸)
口中の殺菌(虫歯、歯周病)
消化の促進(胃腸の蠕動運動)
血糖値低下、高脂血症改善
などなど

 

実は、丁子(クローブ)には
尿酸値を下げる効果があります。

尿酸を作るときの酵素
キサンチンオキシダーゼの活性を
阻害するためです。

 

キサンチンオキシダーゼの活性を
阻害する効果が高いハーブは
他にもあって、ローズマリーと
セージの効果が高いとのこと。

キサンチンオキシダーゼの
活性阻害効果は、それぞれ、

クローブ 97.5%
ローズマリー 89.8%
セージ 90.4%

クローブの効果がダントツトップです。

 

参考文献「食用植物と香辛料のキサンチンオキシダーゼ阻害活性について」
Xanthine oxidase activity in vitro: effects of food extracts and components

丁子は本当にすごいハーブなのです。

ご家庭でカレーを作るときは、
市販のカレールーを使ったときでも
追いスパイスとして丁子を入れては
いかがでしょう。

 

尿酸値の気になるお父さん方には
玄米を添えるとより効果的です。

 

玄米の尿酸値を下げる機序についてはこちら↓

尿酸値を下げるには玄米食がよい理由 | ビタミンアカデミー
尿酸値を下げるには玄米食がよい理由 玄米に含まれるフィチン酸、 いわゆる「抗栄養成分」の一種 なので、嫌われがちですが、 良い(好ましい)作用をする 場合もあります。 フィチン酸は尿酸値を下げます。 フィチン酸が尿酸を合成する酵素 「キサンチンオキシダーゼ」の活性を 阻害するからです。 参考文献 Effect of phytic acid on postprandial serum uric ac

 

今日のまとめ

  • クローブ(丁子)は尿酸を作る酵素
    キサンチンオキシダーゼの活性を阻害する
  • キサンチンオキシダーゼの活性を阻害する
    ハーブは、①丁子、②ローズマリー、③セージ

 

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