「生姜」の効果
今年初めに出てた生姜の効果を
まとめたシステマティックレビューです。
109のRCT(ランダム化比較実験)を
まとめたもの。
生姜という野菜1つにこれだけの
エビデンスがそろっているのですね。
こちらからPDFがダウンロード可能。
全文読めます。
Ginger on Human Health: A Comprehensive Systematic Review of 109 Randomized Controlled Trials
100を超えるエビデンスからまとめられた
生姜の効果、以下の6つ
① 吐き気
- 悪心、嘔吐
- 悪阻(つわり)
② 胃腸機能
- 結腸がん、直腸がんのリスクを低減
- 消化促進
- 頻尿
③ 鎮痛
- 月経困難症
- 片頭痛
- 胸痛
③ 抗炎症
- 関節リウマチ
- 炎症性サイトカイン(TNF-α)の減少
- フェリチンの減少
⑤ 代謝の改善
- Ⅱ型糖尿病(HbA1cの低下)
- インスリン感受性の改善
- 脂質代謝(CRP、中性脂肪、LDL値の改善)
- 体脂肪量の減少
⑥ その他
- 乳がん
- 呼吸不全(急性呼吸窮迫症候群)
- ぜんそく
- 母乳量の増加
特に胃腸機能の改善と痛み止めに
素晴らしい効果ですね。
私は「糖」のセミナーでは
生姜を紹介することが多いです。
抗糖化作用にすぐれ、
AGEを作りにくくする効果が高い。
インド国立栄養研究所の研究では、
生姜の糖化阻止率は93%、
比較として使った17種類の食品のうち
ダントツトップでした。
何処でも手に入る生姜ですが、
いざ料理に使おうとすると
「あ、ない!」というときは
乾燥パウダー使ってます。
紅茶にこの生姜パウダー入れて、
はちみつ入れてお茶するのがマイ定番。
生姜の薬理効果は素晴らしいです。
下手なサプリに手を出すよりも
「生姜」を常食しましょう。