最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門
昨年(2019年)は人生で
一番たくさん本を読みました。
9割以上が栄養関連、
つまり仕事用なんですが、
自分が今まで見えて
いなかったところが見えるので、
読んでいて面白くて仕方ないのです。
溝口先生の
『最強の栄養療法
「オーソモレキュラー」入門』
「入門」とタイトルには
ありますが、楽しめるのは
中級者以上ですね。
ガチ初心者はチャレンジ
となるでしょうけど、
ある程度学びが深くなったら
再読してみると、
見えてくる景色が違うので
また楽しいと思います。
三大栄養素の基本的な理解では
目からうろこがポロッと一枚
剥がれました。
そもそも三大栄養素とは、
ATPの原料になるから三大栄養素
大事なタンパク質を、身体の
部品、原料として使うために、
エネルギーに変えないことが重要。
つまりタンパク質をエネルギーに変える
のではなく、糖質と脂質をいかに
効率よくエネルギーに変換できるか?
ああ、そうか、
だから低血糖はよくないのだ、
低血糖があるということは、
糖質と脂質からエネルギーが
作られてないということです。
つまりタンパク質のATP化が
始まっているということ。
オーソモレキュラーの基本とは
いかにタンパク質の動的平衡を
保つか、それこそが人間の
生命体としての「健康」を
キープする上で最も大事な
ことだと激しく腑落ち。
付箋いっぱい。
オーソモレキュラーの本場は
米国やカナダですけど、
採血データを通して、
栄養の状態を推測するという、
データ読みの技術、あれは
日本独特なんです。
初心者のみなさんは
ご存じないかもしれませんね。
散らかった知識の一つ一つが
つながっていく快感を味わいました。