ホテル朝食のスクランブルエッグの原料
よくホテルの朝食で出てくる卵料理、
スクランブルエッグが多いですよね。
あれは業務用のスクランブルエッグ用
「液体卵」という商品が原料です。
こんなやつです↓
原材料は、鶏卵、牛乳以外にも
油脂加工品、植物油脂、塩、香味食用油
添加物(/以下)は、
トレハロース、PH調整剤、増粘多糖類
栄養学的な問題点を’あえて’指摘してみましょう。
例えば、トレハロース。
原材料はまず間違いなく遺伝子組み換えの
ジャガイモかトウモロコシです。
トレハロースは安全性の高い
甘味料、防腐剤だといわれていますが、
腸内の悪玉菌を増やし、腸内環境を
悪化させるという報告があります。
Dietary trehalose enhances virulence of epidemic Clostridium difficile.
※追記(2020.10.14)
トレハロースに関しての追加情報です。
のちほどリライトします。とりあえず報道のみ
ネイチャーが招いた風評。トレハロース問題の顛末は
PH調整剤はリン酸塩系でしょう?
何を使ってPHを調整しているのか不明です。
リン酸系だとすると、亜鉛や鉄など
微量ミネラル不足を加速させるのは確実です。
もしかしたら複数のPH調整剤かもしれません。
機能名で一括表示して、内容をあいまいにする
という添加物表示のマジックですね。
増粘多糖類、これも何を使ってるのか不明。
もし加工でんぷん系だとしたら、発がん性のある
リン酸架橋デンプン系でしょうか。
使用してある物質名が明記されてないので
不明ですが。
添加物以外のところでも、
油脂加工品、植物油脂、香味食用油と
3つもよく分からない脂質があり、
間違いなくこれらは、リノール酸と
トランス脂肪酸リッチでしょう。
ファミレスなどで、トロフワなオムレツが
出てくることがあります。
あれも冷凍で売ってます。
えーっと、添加物は、、(見れば分かるので省略します)
本来、卵料理はプロ中のプロでも
最も難しく、トロフワにするには
経験と技が必要なたいへん難しい技術です。
それをだれでも簡単に再現できるよう
さまざまなものを添加して工夫がされてあり、
これを使えば、料理をしたことがない
アルバイトでも簡単にトロフワの
スクランブルエッグが提供できる仕組み。
「ええー
信じてたのに!
だまされた!」
などと思わないでくださいね。
外食産業は「人々を健康にする」ことを
目的としていません。
社員に給料を払い、利益を上げることが
優先されます。
こういった添加物盛り盛りのプレ調理品
を利用するのは、人件費や土地代、
光熱費を考えれば当然のこと。
知っておくべきなのは、卵料理ひとつとっても、
自宅で卵を割って作るスクランブルエッグとは
雲泥の差、栄養学的に全く別物ということです。
健康に良い食とはCrude(クルード)な食品
私はセミナーで「Crude」という言葉を
紹介することがあります。
「どんな食品が健康的か?」
という尺度で食品を判断するときに、
よりCrudeな形態のほうが
栄養のロスも少なく余分な添加物も
少ないので健康に良いと言えます。
Crude(クルード)とは、
「天然の、未加工の、そのままの状態の」
という意味があります。
例えば、主食を選ぶ際に、
パンとごはんを比較してみましょう。
パンは、麦を粉にして練って発酵させます。
もみ殻を取り除いてお水で炊いただけの
ごはん(米食)のほうが、より「Crude」な
状態に近い食品であると言えます。
なので、パン・麵よりも米(ごはん)のほうが
よりCrudeで健康に良い主食と判断できます。
ごはんも、白米よりも分づき米や
胚芽米のほうがよりCrudeな形態です。
ポテトチップスよりは、マッシュポテト
マッシュポテトよりは、こふき芋、
ソーセージよりもハンバーグ
ハンバーグよりもステーキがCrude、
と言った具合です。
添加物が少なく、より原型に近いもの
それが「Crude」で健康的なお食事です。
食事を選ぶときに「できるだけCrude」
と考えると、外食で理想を追求するのは
まず無理です。精神的に消耗します。
むしろ、普段自宅で食べる食事で
できるだけCrudeなものを食べて代謝を整え、
多少の「毒」が入ってきても
解毒出来る身体作りを目指すほうが賢明です。
食と身体の関係を見直すときは
「Crude」かどうか?
を基準にしてみてください。