推奨する主食(ごはん)について
先日の料理イベントで使用するために、
久しぶりに白米を買いました。
参鶏湯に使うものなので、
ほんの2合ぶんだけ。
袋を開いて本当に驚きました。
その白さに!
銀シャリと言いますが、
本当に銀のようにキラキラとした
輝きを感じました。
こちらは、私が普段食べている分づき米です。
黒いですよね。笑
並べてみました。
言うまでもなく、左の白いお米が
スーパーで買ったお米。
私のセミナーやカウンセリングを
受けていただいた方ならご存じだと思いますが、
私はこしひかりやあきたこまちなどの
品種改良された低アミロース米を
おすすめしておりません。
私が自宅で愛用するお米は
ササニシキの分づき米、この商品です
夏場は酸化しやすいので精米度を上げ、
冬のこの季節は五分か七分を選んでいます。
消化に負担の少ない高アミロース米
お米のでんぷんには2種類あって
単純な分子構造をしているアミロース
複雑に枝分かれしたアミロペクチン
アミロペクチンが多くなると、
もっちりとして水分が多く
冷えても甘いお米になります。
複雑に枝分かれした分子構造ゆえ
その枝の中にお水を抱え込むからです。
ところが、もともとお米の原種である
アサヒやササニシキといったお米は
アミロペクチンは多くありません。
経済発展に伴い、お米の品種も
売れるものが開発されました。
それが現代の高アミロペクチン米である
コシヒカリなどの甘くてモチモチしたお米です。
美味しいのですが、どうしても
腸には負担になります。
私のクライアントは、アトピーなど
腸に炎症がありそうな方が多いので、
お米は胃腸に負担の少ない
高アミロース米をおすすめしています。
分づき米という点もポイントです。
米ぬかを少し残すことで
糖質の代謝に必要なビタミンB群や
抗酸化力の強いビタミンEなど
栄養価も良くなります。
ちなみに、私が玄米を推奨することは
あまりありません。
私のクライアントには向かないケースがほとんど。
消化に重いのと、ミネラル代謝を下げるようで、
玄米を長く食していた方のデータは
往々にしてミネラル関係の数値があまり良くない。
玄米は、白米より素晴らしいのですが、
人を選ぶという印象です。
もともと人類が長く食べてきたのは、
雑穀であり、玄米ではありませんしね。
日本人は古来より、
ハレの日、ケの日とわけて
食事もそれにならってきました。
ハレの日はお餅や赤飯など
100%アミロペクチンであるもち米を食し、
普段のケの日はアミロースの多い
ササニシキ(うるち米)を
という具合です。
そうやって食べ分けていたのも
よくよく考えると、
胃腸の負担になるものは特別な日だけ。
普段のお食事は胃腸の消化に負担のないものを
という理由なのだと思われます。
お米は毎日3度食しますから、
その影響が大きいです。
ぜひ良質のものをご選択くださいね!