O型とB型の人は高脂肪食でALPの値が高くなる
ALP(アルカリフォスファターゼ)という酵素があります。
骨の成長時や妊娠、骨折なんかで上昇する酵素で、亜鉛などの栄養不足で低下します。
肝障害やリンパ腫なんかで跳ね上がるので健康診断なんかでもチェックするデータです。
そのALPですが、なんと血液型で変動することがあるとのこと!
O型とB型の人は、前日に高脂肪食を食べた翌日に採血するとALPが高く出るらしい。
ええー知らなかった!
よくよく調べてみたら、けっこう常識らしく古い文献がガシガシ出てくるやないかい。
Intestinal alkaline phosphatase and the ABO blood group system–a new aspect.
ALPには分画があって、血液型で変わるのは小腸系のALP5
脂質の多い食事をとるとALP5が多く出現、血液中に出てくるらしい。
しかし、これはB型、O型の人特有の現象で、A型・AB型の人には起こらないとのこと。不思議。
B型、O型の人が検査でALPが異常値だったとしても、直前の食事を確認して、再度空腹時に採血してくださいとjstage★にもあるがな!
そんなマスキングが存在するとは・・・汗
そういやALPだけ妙に高い症例、たまに見たような気がする・・。
糖質制限とか高脂肪ケトン食の人で、その方がもしB型、O型だったら十分あり得ますね。
全国の分子栄養学・栄養療法関係者さま、ご存じでした??
ま、たぶんほとんどの人にはどうでもよいことなのでしょうが、個人的には今年一番の衝撃事実でした。