『一生お金に困らない生き方』心屋 仁之助【書評】

最近私の巷でホットな本を読みました。

心屋さんという方、facebookで度々回ってくるので見慣れましたが、「なにこの怪しい人」って思ってました。

だって源氏名(ペンネーム?)が「心屋 仁之助」ですよ、性格リフォーム心理カウンセラーですよ。

学位を持ってるわけでもなし。

胡散臭せーと思いながら読みました。笑

 

感想ですけど、「当たり前やん!」です。

どれくらい当たり前かというと、「よくこんな当たり前のことを恥ずかしげも無く堂々と書けるなー」って感心くらい当たり前でした。

この本に書いてあることも「七つの習慣」「嫌われる勇気」に書いてあることと根本は同じです。

少しインテリジェントな雰囲気を出すか、漫画の挿絵とフォントをでっかくして親しみやすくしてあるかの違いです。

お金に困っている人は「お金に困った状態」がその人のコンフォートゾーンなわけで、実は自分から選択しているだけだと思います。

これを心屋流に言うと「お金は空気のようにあると思え」「神社ミッションをしよう」となります。

「存在給」というのも、健全な自己評価をもっているなら当たり前の話です。

’「自分の母親は可哀想ではない」と言ってみよう’のくだりは印象的でした。

お金に縁がない人は自己評価が低い人が多いです。

その低い自己評価の根源が自分の親への想いにあることが多いのは事実だと思います。実際私もそうでしたし。

「子供のために」と歯を食いしばって頑張る母親、子供への愛情に満ちた自己犠牲は一見素晴らしい親のように思えます。

しかし、子供から見れば、自分の愛する人(母親)が、自己の存在のために辛い想いをしていると変換されると困ったことになります。

自分の存在そのものを否定しがちになり、「自分は愛する人を苦しめるダメな存在」「人生は苦しいもの」と自己の存在自体に価値を見出せなくなってしまう。

だから、’頑張らなきゃ’と思う。

「妖怪かわいそう」が誕生です。

苦しかった話やドロドロしたつらい話を延々と話し、ちっとも幸せそうじゃない、私って可哀想でしょう?という「妖怪かわいそう」

こんな人が裕福になる訳ないですよね、そりゃ一生貧乏に決まってる。

だって自分から選んでいるんだもん。

 

さて、私(自分自身)はどうだろう。

ある程度年齢を重ねると、そこそこ貯蓄もできるわけで、いわゆる’お金に困った’は無くなります。

心屋さんの本を読んでも「当たり前じゃーん」と突っ込めるぐらい頭では理解できてるわけです。

テーブルに置いといたら夫さんも読んだようで、同じ感想でした。

でも私たちは心屋さんほどお金持ちではありません。

なぜでしょう。

DoingをBeingに変換できてないせいですね。

心当たりアリアリです。笑

今の預金を年利何%で運用できたら何歳でいくらになって、住宅ローンを何歳で返済し終わって云々・・と、

夫と資産形成について家族会議をすると毎回思うのですが、お金って稼いでもたかが知れてます。

そもそもお金を稼ぐという発想自体が、もう貧乏人なわけです。

もっと空気のように、お金の存在自体を意識しないくらいお金持ちになるためには、それに応じたコンフォートゾーンに行くだけで良いのに、どこかでマインドブロックがかかってます。

心屋さんみたいに’胡散臭く’なれない自分は、まだまだ’母親はかわいそう’、’頑張らなきゃ’って、思ってるのかもしれません。

この心のビリーフを本当に解き放つことが出来る日はくるのかなあ。

でも解き放つ日が来たときは、私もオクリビトになれる〜❤︎

そう思うと、妙にワクワクする本でありました。笑

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