30代以降で出来た唇のシミの謎
大人になると、変なところにシミが出来ているのに気付くことがあります。
唇、歯茎、乳首、紫外線に当たらない太ももや肩甲骨、女性器周り、男性は陰嚢の裏や陰茎など
紫外線や、物理的な刺激が原因の場合もありますが、かならずしもそうとは言えない場所である点がミソ
副腎疲労の患者には、このようなシミの特徴がよく見られます
ストレスで唇にシミが出来る仕組み
ストレスを受けると、脳下垂体が、副腎に抗ストレスホルモンであるコルチゾールを出せと命令
この時、生成されるのが副腎皮質刺激ホルモンである「コルチコトロピン(corticotropin)」
コルチコトロピンはメラニンの生成を刺激するため、色素沈着が起こりシミの原因になります。
副腎疲労の場合、皮膚よりも粘膜(唇、性器、歯茎)にシミが出ることが特徴らしい。(代謝経路の違い??なぜかは不明)
Wikiにも記載がありました↓
「(中略)POMC(コルチコトロピンの前駆体)は、メラニンを生成を刺激する「α-MSH」のような、他のホルモンも生成する」とあります。
どうやら、メラニンを生成するホルモンと、コルチコトロピンの前駆体が同じということらしい。
治療にはビタミンC
副腎という臓器はビタミンCの需要が大きく、体内での優先度も高い臓器。
ストレスがあれば、副腎がビタミンCを先に消耗するので、他の臓器へ回る分が減り、その結果、眼の疾患や皮膚、貧血、粘膜の疾患が多くなります。
その必要量は、人により違いますが、一般的には2,000mg~3,000mg
ここのところ気圧の変化も激しく多忙なのでビタミンCを増量しました。
ずっとNOW社の500mgを愛用しておりましたが、1,000mgのカプセルタイプに変更しました。
「Quali-C」という、スコットランド製のアスコルビン酸を使用した「California Gold Nutrition」です。
こちらの商品
↓ ↓ ↓
California Gold Nutrition, ビタミン C、Quali-C、1000 mg
ビタミンCであるアスコルビン酸の原料は、とうもろこしやジャガイモのでんぷんから作られるのですが、ほぼ遺伝子組み換えが主流。
「Quali-C」はNon-GMO、つまり非遺伝子組み換えが売りの、アスコルビン酸のブランド(商標登録)です。
NOW社の1,000mgタイプもあるのですが、アメリカンサイズでびびりますw
粘膜丈夫でない人は、たぶんえずきます・・。
私は、嚥下は問題ないのですが、サプリケースに入りにくいので、カプセルタイプをチョイス。
何を隠そう私も唇にシミがありました。ホクロ?と思ってました。
栄養療法で改善、ほとんど消えたのでビタミンC療法はやはり効果的だなと。(もちろんストレスそのものを無くすというアプローチも大事ですが)
「見た目」=「栄養状態」
アドレナリン系のテンション高めな人、ストレスの多い人に、唇の点々としたシミがあれば、おそらくこの機序だと思われ。
外見がそれまでの栄養状態を表す一例でもあります。
唇のシミで検索すると、ほとんど美容外科のレーザー治療の宣伝が出てきます。
レーザーなんて活性酸素が大量に発生する荒治療をする前に、ビタミンC療法は試す価値があるかと。
よほどのんびりした田舎暮らしでなければ、ビタミンCは2,000~3,000mgとっておくのが、他の疾患予防にもオススメです。安いですし、栄養療法でも一番実績のあるビタミンでもあります。
シミが気になる方は、レーザーに走るより、先ずはビタミンCを毎日継続してみてはいかがでしょうか。