サプリメントの内容に嘘が無いか?含有量を調べるサイト
サプリメントの内容物に嘘がないか?調べるときに参考になるサイトをご紹介します。
購入したサプリメント「本当にその含有量の栄養素が入っているか?」誰しも一度は気にしたことがあるのではないでしょうか?
そんな疑問に少しばかり光明をもたらすサイト「ConsumerLab(コンシューマ・ラボ)」をご紹介します。
「ConsumerLab(コンシューマ・ラボ)」は、サプリメントの内容物が表示通り含まれているかどうか、抜き打ち検査をして、結果を公表してくれているサイトです。
結果を見るには有料会員(年間53米ドル)になる必要があります。
検査する商品は市場からランダムに選んだ商品です。
内容物の検査以外にも、重金属汚染がないか?も評価してくれるので有難い。
普段愛用しているメーカー、ブランドの商品が引っかかってるかどうかは大変参考になります。
どういった感じで抜き打ち試験の結果が表示されているのか?少しだけ内容をシェアします。
サプリメント抜き打ちチェックNG集
重金属汚染の商品も見つかります
まずは、プロテイン
毎日飲むものですから、アップデートされたら真っ先にチェック。
例えばこちらの商品は、ナトリウムが表示量より過多の指摘を受けてます。
こちらは、重金属(鉛)汚染あり。1回量5.7㎍。結構多い、これはダメです。
原材料が全てオーガニックにこだわっているようです。自然な原料にこだわった結果、自然界の重金属も含まれることになったのでしょうか。鉛汚染以外にも、脂質、ナトリウム、カロリーが表示量をオーバー。
こちらもオーガニック原料にこだわってますが、ナトリウムオーバー。
全体的にオーガニック原料のほうが、表示量と乖離が出やすい傾向にあります。ある意味、自然な原料を使っているという証拠でもあるのです。季節によっても、産地によっても、ばらつきが出るのは仕方ないこと。どこまで許容するかは各々の判断になるかと。
意外?酸化よりも含有量でNG商品が多いオメガ3
酸化が気になるオメガ3はどうでしょう?
こちらは成分表示の半分以下(46.8%)しか、オメガ3が含まれていなかったとのこと。
こちらはペット用のオメガ3、EPAもDHAも表示の半分以下です。
オメガ3は酸化が気になる商品ですが、意外にいつもオールパスです。
そもそも”酸化に要注意”という認識が高いため、そこは注意をはらっているのではないかと。
表示量の倍近くの含有量のサプリメントもあります
「表示の含有量が含まれていません、足りません」という場合もあれば、多すぎるでNG出ることもあります。
例えばメラトニン
お子さま用のチュアブルタイプですが、1㎎表示の商品に1.9㎎含有されてます。これはあかんでしょ。
こちらはリキッドタイプのビタミンD
大匙2杯が1回あたりの量ですが、表示量の240%のビタミンD3量が含まれていました。
推測ですが、リキッドタイプなので、ボトルの中で濃度が均一に保たれていなかったのではないでしょうか?
リキッドタイプやクリームタイプの商品の場合、商品単体としては含有量が表示通りだったとしても、ボトルの中で不均一が生じていれば、濃度にばらつきが出ることになります。
例えば、使用前に「振ってください」と表示があれば、ちゃんと振らないと偏ってる可能性大です。
信頼あるブランドの商品でも表示量が正確だとは限りません
意外にもばらつきが多いのがビタミンB複合体です。
医師も好んで使うPure社のビタミンBcomplex、メチルコバラミン(ビタミンB12)が表示の79%しか含まれていません。
ビタミンBの場合、そもそも1日の必要量の10倍~50倍が含有量になります。
水溶性ですから、使われていなければ尿中に排泄されやすいので、ビタミンCと同じくメガ量が基本。
そう考えると、「表示量の8割だった」としても、もともとが身体の要求量を軽く超えるメガ量なので、このあたりの解釈は個々人でさまざまでしょう。
原材料がナチュラル系で人気の「Pure Synergy社」も、ビタミンBではNG出してます。
チアミン(ビタミンB1)は表示量の68.8%、パントテン酸(ビタミンB5)は80.8%、Folate(葉酸)は80.4%の含有量。
先述のプロテインのところでお伝えしたとおり、オーガニック原料にこだわると、含有量のばらつきが起きるのはある程度許容するしかないと思います。
例えば、含有量が表示の半分以下だとさすがに看過できませんが、7割~8割程度ならロットによる誤差の範囲とする見方もありかと。ビタミンBの場合、7割~8割でも1日の必要量の1,000%越えですから。
サプリメントを選ぶ際のTIPS
自分が普段愛用している商品が、どの程度信頼に値するのか、安全性と安心感を担保するために、アップデート情報がメルマガで配信された際に「ConsumerLab」のサイトを眺めてチェックしております。
わたしの基準ですが、重金属汚染が見つかれば即愛用品からその商品は外します。
ちなみに最もよく目にする重金属汚染は鉛です。
アシュワガンダや、リローラなど、ハーブ系は特に要注意です。農薬や水質汚染を反映しやすいですから。
成分表示内容のブレについては、モノによります。
前述のとおり、ビタミンBなどはもともとがメガ量ですし、複数ミックスされた”複合体”ですから、8割程度ならロットによる誤差だと許容してます。
ただし、それも程度の問題。プロバイオティクス(乳酸菌サプリ)で、表示量の10%以下だったという商品もありました。愛用品ではありませんでしたが、いくらなんでもそれはナシ。
ビタミンDやビタミンA、ユビキノールなど脂溶性の単一成分で、含有量の表示に偽りありは許容できません。その商品とは即サヨナラ。
ConsumerLabの検査方法もどこまで正確か?知る術がありませんし、厳密にチェックしているわけではありませんが、全体的に「Not Approval」がよく検出されているメーカーは、工場の管理が甘いと推測されますので、愛用の商品ではNGが出ていなかったとしても購入先からは外すことにしてます。
以上、みなさまのサプリメント選びの一つの基準として、ご参考いただけましたら幸いです。