中鎖脂肪酸と脳~メリットだらけのMCTパウダーは使わないと損~

中鎖脂肪酸にはメリットばかり

まごめじゅん

中鎖脂肪酸にはメリットしかないです。習慣的に食事に取り入れる工夫をご紹介します。

個人的に、中鎖脂肪酸の抗菌作用、リーキーガット改善効果ばかりを今まで強調してきました。

中鎖脂肪酸のメリットは抗菌だけにとどまりません。

ケトン体が作られやすいので、脳の認知機能改善にも効果があると言われています。

(むしろこっちの効果のほうが有名よね。)

中鎖脂肪酸が脳の機能改善に役立つのか?

脳は脂質をエネルギー源として利用できません。

脳には脂質をβ酸化する酵素が存在しませんので。

脳が脂質を利用する方法はやや回りくどい。

肝臓で脂質からケトン体を作り、それを血流で運んで取り込み、エネルギー源として利用します。

ケトン体は脂質と違って水溶性なので、運ぶための船(リポタンパク)も不要で、血流に乗せて運びやすいという特徴があります。

ケトン体を作りやすい脂質は中鎖脂肪酸です。

中鎖脂肪酸が脳の機能改善にどの程度役に立つのか?

地味ながらも、脳の機能改善に効果があるという報告がちらほら。

軽度認知障害6名に対し、56g/1日*24週間のMCTオイルの摂取で、血清ケトン濃度が上昇し、認知・記憶の改善がみられた。

Pilot feasibility and safety study examining the effect of medium chain triglyceride supplementation in subjects with mild cognitive impairment: A randomized controlled trial.,BBA Clin. 2015 Jan 16;3:123-5.

MCTオイルは血液脳関門を通過するのに十分な量のケトン体を供給し、ブドウ糖の代替エネルギー源となる。MCTがAPOE4陰性の軽度から中等度のAD患者の認知を改善する可能性がある。ただし下痢、消化不良、鼓腸などの軽度の胃腸の問題あり。

Role of Medium Chain Triglycerides (Axona®) in the Treatment of Mild to Moderate Alzheimer’s Disease., Am J Alzheimers Dis Other Demen. 2014 Aug;29(5):409-14.
A Brief Review of Caprylidene (Axona) and Coconut Oil as Alternative Fuels in the Fight Against Alzheimer’s Disease., Consult Pharm. 2017 Dec 1;32(12):748-751.

中鎖脂肪酸を効果的に摂るならMCTオイルです。

しかしながら、実際のところ、MCTオイルをめちゃくちゃおススメというわけじゃあない。。

だって美味しくないもんねぇ。加熱調理に使えないし。

ところが、パウダーだとかなりイケるということを発見。

すっかりMCTパウダー使いが気に入っております。

MCTパウダーの使い方

MCTオイルよりも、MCTパウダーのほうが圧倒的に使いやすいです。

私の使い方は、、

  • プロテインに混ぜる
  • カップスープに混ぜる
  • リゾット、鍋の残りのおじやに混ぜる
  • 味噌汁に混ぜる

いずれも欲張らないのがポイント。

小さじ1程度の少量だと溶けにくいこともなく、味も響かず、胃にももたれません。

スープものに少量混ぜるというのがミソで、食事として自然な形で摂取することで、胃腸への負担も軽減します。

低血糖予防にも役にたっているようで、すぐにお腹がすくということもなく、スタミナを感じます。

持ち歩きの補食用MCTゼリーもリピ中です。

     

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