『症例から学ぶ栄養素欠乏 小粒だけど大事なあいつ』 南山堂
前回の分子栄養学実践講座、ヘルシーパスの田村社長が講義中に紹介していた本がとても良かった。
お医者さま向けの栄養の本です。
チラ見せ
手足がしびれて、腰が痛いという一人暮らしの60代男性。
アルコールは毎日ビールを500ml、たばこ1日数本、引きこもりでお食事は白米メイン
こんなおっちゃん、よーおる。
あれこれ検査して、結局ビタミンBとビタミンDを補充したら治っちゃった。
手足のしびれの原因は栄養不足。
しびれはビタミンB1不足による神経症状、、つーか、それ脚気やん。
80代のおばあちゃん。陰部に赤いブツブツ。痛みがある。
性器ヘルペスを疑われるも、「いやいや、エッチしてないし」と医者ともめる。笑
皮膚科に回され、亜鉛を補充したら症状改善。
原因は、亜鉛不足。
どうも内科で処方されていた常用薬(降圧剤、胃酸抑制剤、鎮痛薬)の影響だった模様。
こんなおばあちゃん、全国に絶対たくさんおる。
症例はほとんど高齢者。
基本的にお医者さまは病気の専門家ゆえ、栄養で健康に!という発想が希薄だったりする。
栄養素で治る症状が、お薬任せになっているかもしれない。
「ああ、こんなお爺ちゃん、お婆ちゃん、おるなぁ」という写真ばかり。
お医者さま向けの雑誌なので、医学用語はちと難しい。
けど、全体の編集はクイズ形式になっていたり、図解も多くて、眺めていて楽しい。
採血データものってるので、分子栄養学を勉強している人には、ばっちり勉強になります。
アマゾンでも買えます。(出版社から直接買ったほうが安いけどね)