コレステロール値が高い人も低い人にもおすすめな3つの食品

平良先生の講義

先日の分子栄養学実践講座、
午後の講義は平良先生でした。

 

ときどきブログで勉強させて
いただいておりましたが、
講義を聞くの初めてでした。

平良先生のブログ

 

噂にたがわず桁違いの知識量と内容の濃さ!
たいへん満足度の高い講義でした。

栄養療法界ではパイオニア的な存在です。
どんだけふぞりかえったドクターが
いらっしゃるのか(失礼)と思ったら、
XジャパンのToshi風、物腰柔らかな先生、

 

こうした魅力的な先生の講義が聞けるのも
分子栄養学実践講座のたまらんところ
であります。

講義内容からみなさまにもお役立ちな
情報をシェアします。

 

もっと認識してほしい胆汁酸の重要性

地味な存在ですが「胆汁」は栄養療法的に
非常に重要なキーファクターであります。

 

胆汁酸は胆汁の成分で、
胆汁酸の機能は主に、

  1. 栄養の消化・吸収
  2. 殺菌・抗菌(SIBOの予防)
  3.  解毒

 

胆汁酸はLDLコレステロールを原料にして
肝臓で合成され、胆嚢に一時的に保管されます。

 

お食事をすると、小腸に運び出されて、
油脂の消化吸収の際に、ミセルという
小さな粒子をつくります。

ミセル化されないと小腸の粘膜細胞から
吸収することは出来ません。

 

小腸の粘膜から、脂質の栄養素が
消化吸収できるのは胆汁があるおかげです。

胆汁がうまく作られていなければ、
食事はおろか、サプリメントで
ビタミンDやらビタミンEなどを摂っても
吸収できないので無駄!
なんてことになりかねないのです。

 

ちょっと宣伝で恐縮ですが、
ワタシクの講義「まごめアドバンス」での
『消化と吸収』の回でも、胆汁については
熱く語らしてもらいました。

なかなか満足の出来にならなくて
売込みに積極的でないのですが
この回はまあまあ上出来。

 

とにかく、胆汁は栄養の消化吸収に大事!
と覚えましょう。

LDLコレステロール値と胆汁酸の関係

そしてもう一つ大事なことは、
LDLコレステロールの約80%が
胆汁酸になるということ。

残り20%は性ホルモンやステロイド、
ビタミンDや細胞膜などの原料に回されます。

 

血液データを見たときに、
LDLコレステロールが高い方、

これは胆汁酸がうまく作られておらず、
ダブついた原料が余っている状態とみなします。

 

逆にLDLコレステロールが低い場合
(データでいうとLDLコレステロールが100以下)

この場合、胆汁酸そのものが不足している
と推測するのがデータの深読み法です。

 

胆汁酸が不足する、もしくは滞るということは
脂溶性の栄養素の吸収が悪くなるということ。

もし胆汁酸が不足していれば、
ビタミンAや、ビタミンD、ビタミンK、
その他リン脂質や必須脂肪酸など、
脂溶性の栄養素が消化吸収できません。

それらの栄養素が不足するときの症状が出ます。

 

例えば、ドライアイ、ドライマウス、
免疫の低下、骨密度の低下、肌荒れ、
性ホルモンのバランスが悪くなる、などなど。

個人的な経験では、肌のカサカサした方は
胆汁酸うまく作れてないっぽい人が多いです。

 

胆汁酸を促すのにおすすめはこの食材3つ

古くなった胆汁酸は、腸から排泄され
一部はリサイクルされますが、
このリズムが狂うと、製造工場の肝臓が
機能しなくなります。

 

古くなった胆汁酸の排泄を促し、
新規製造を刺激、胆汁酸分泌を増やすのに
効果的な食品、平良先生のおすすめは、

マイタケ、こんにゃく、モズク

特にマイタケはお勧めだそうです
免疫力も高めますしね。

 

マイタケ、こんにゃく、モズク。
これらはスーパーで手軽に入手可能です。

で、さっそくマイタケをたっぷり入れて
牛肉とオイスターソースで炒めました。
(作り置き料理教室で教えている定番メニュー)

これにこんにゃくの炒り煮と、
もずくと冬瓜のお吸い物を付けて
今日のお昼ご飯にしました。

 

 

テレビでココアが良いと放送されれば
猫も杓子もココアに飛びつく日本人気質。

「やんなっちゃうわねぇ」と
高みの見物をしておりましたが、

尊敬するドクターが良いと言えば
すぐに飛びつくワタクシも大差なし(^^ゞ

 

そういや、マイタケには
お肉を柔らかくする酵素も含まれております。

新発見!鶏むね肉がこんなにもやわらかくなるとは! – NHK ガッテン!
NHK ガッテン!「新発見!鶏むね肉がこんなにもやわらかくなるとは!」

みなさまもどうぞマイタケお食べください。

 

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