低気圧による頭痛の9割は「五苓散」で改善可能!なぜ効くのか検証してみた

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「五苓散」が低気圧による頭痛に効くと発見したのは日本人

五苓散(ゴレイサン)」は、水分循環をよくする漢方薬で、はき気、嘔吐、下痢、むくみ(浮腫)、めまいに効くとされています。

参考「おくすり110番」

五苓散のふるさと中国では、1800年前から存在する定番の漢方薬、しかし片頭痛に効くという記録は無いそうです。

江戸時代後期に日本人医師が、あれ?効くんじゃね?的なノリで発見したようで、戦後その記録を医師が発掘。
はっきりと効果が立証されたのは1999年のこの論文。

Wu-Ling-San (Poria Powder with Five Herbs) for headache associated with barometric depression

気圧が低下するときに発症する頭痛に五苓散を投与すると、90%以上の確率で効くと結論してます。マウスの実験じゃなくて臨床です。この結果はスゴイ!
低気圧による頭痛=五苓散の図式が出来たのは、ここ30年程度と意外に最近なんですな。

発見したのが日本人というのは、コロコロ天候が変わりやすい日本であればこそ。
面白いですね。

なぜ五苓散が水毒に効くとされるのか?

細胞には「アクアポリン(Aquaporin)」という水分を調節する「水門」のような働きのあるタンパク質があり、五苓散はこのアクアポリンに働きかけるそうです。

五苓散水分代謝に効くメカニズム、こちらの記事が非常にわかりやすかった。
↓ ↓ ↓
五苓散のアクアポリンを介した水分代謝調節メカニズム

五苓散は、

・臨床研究において、血中の電解質濃度に影響することなく尿量を増やす
・体内の水分過多の状態では尿量を増やし,脱水状態では尿量を減少させる
・利尿剤では絶水状態でも尿量が増えるのに対し、五苓散は浮腫状態でのみ尿量が増える

とのこと。
なにこのすごい自動調節機能

五苓散

気圧の変動で体調が悪くなるのはなぜ?

標準大気圧は 1013 hPa(ヘクトパスカル)
天気の良い日は、下降気流により気圧が上がる。ピーカンの日は 1020hPaとか。
天気の悪い日は、上昇気流により気圧が下がる。990hPaとか。
台風なんて980hPaまで下がることも。
その差、30~40hPa

地上から10m上がるごとに1hPa減るので、低気圧が近づくと、300m~400mの標高差をかけあがる感じです。
新宿駅と高尾山の標高差が500mぐらいなので、小さめの山を一気に登山してるのと同じなのでプチ高山病といったところ。

外圧が下がれば、押しだす力も弱くなるので、血流が減る。細胞も膨らむ。
人間の身体は風船ではないので、膨らんでゆるんだ間に水分が入りこみ、過剰な水分が悪さをする。

通常、我々の身体は意識しないところで自律神経が、勝手に調節してくれるはずなのだが、ストレスやら栄養不足やら、もろもろあってうまく調節してされないと頭痛が発症。

さて、脳が水分過剰になるとなぜ頭痛になるのか
そこは調べたけれど、西洋医学の限界であまり納得のいく論文はなかった。

そもそも頭痛のメカニズム自体、よーわからんらしい。

アルツハイマーの改善にもアクアポリンが関係している件

ちょっと脱線しますが、細胞のウォーターゲート「アクアポリン」と脳の関係で興味深いものを見つけました。

Close association of water channel AQP1 with amyloid-β deposition in Alzheimer disease brains

アルツハイマーの原因が、脳に溜まっていくタンパク質のゴミ「アミロイドΒ」であることは既出ですが、アクアポリンはこのアミロイドΒの除去・排泄に関与

「脳細胞のあいだに蓄積された老廃物を除去するのがアクアポリンの水路で、これが加齢や損傷の結果により機能しなくなると、アミロイドΒの凝集が起こり、アルツハイマー病を発症する可能性が大きい」とのこと。

だとすれば、脳内のアクアポリンを改善する方法がわかれば、アルツハイマーの治療法にも期待が持てそう。五苓散で検証してみるのもアリじゃね?と思ったり。

五苓散まとめ

五苓散は体質にこだわらず服用可能で、副作用もほとんどない。

腎機能や体内の電解質に影響することなく水分代謝を正常化してくれる。

低気圧による頭痛のみならず、めまい、ダルさなどにも効果的。
お酒を飲み過ぎて翌朝顔がむくんだ時も、五苓散の得意分野だ。

気圧がコロコロ変化して、身体がうまく対応出来てないなと思ったら、五苓散飲んでゆっくり過ごす。

常備薬として優秀。頭痛薬飲むくらいなら五苓散です。

追記

ドクターからコメント頂きましたので追記します。

▼五苓散が効かないというとき、つまり、五苓散だけじゃ無理な体になってる可能性があり!貧血や低血糖、副腎疲労がないか?といった視点を持つこと。

▼吐き気が強いとき、水に溶かして氷にしておくと、服用に便利。吐き気が強くても、氷なら行けることが結構あり(←これはすごい。妊婦の悪阻に使える!!)

小児の嘔吐や下痢症にも効く。小児用に座薬に加工することもあり。

熱中症の予防にもよろしい

▼乳腺炎にも良いという情報いただきました
水分のアンバランスを改善するという点では乳腺炎に効果があるというのも納得
授乳期や妊娠期にも使えるのは貴重

深いなー。五苓散。
こういうのは知っておくと非常時に便利ですね。
乗り物酔いにも効くという情報が。
長距離バスで気分が悪くなるときがあるので、今度帰省のときに試してみようと思います。

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